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【特集】hololive IDOL PROJECT特集|ホロライブが今、オリジナル曲で勝負する理由 (翻譯版)

原文網址:hololive IDOL PROJECT特集|ホロライブが今、オリジナル曲で勝負する理由 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー (natalie.mu)

貼心提醒:

1. 照片與影片連結將不會放置於本譯文中。請點選原文至該特集報導觀看

2. hololive成員名稱將不會另外翻譯

3. 本文標題翻譯:

 【特集】hololive IDOL PROJECT特集|hololive現在,將以原創曲一決勝負的緣由

 

由隸屬於hololive之22位VTuber所出演的演唱會活動「hololive IDOL PROJECT 1st Live.『Bloom,」,將於2月17日進行網路直播。

 ホロライブ所属のVTuber22人が出演するライブイベント「hololive IDOL PROJECT 1st Live.『Bloom,』」が2月17日に配信される。

對於hololive的演唱會而言,「hololive IDOL PROJECT 1st Live.『Bloom,」是一場首次以全原創曲所建構而成的演唱會活動。我們音樂Natalie針對活動的舉辦,找來了代表hololive營運在社群軟體等地方進行消息發布的友人A、親自為hololive的原創曲操刀進行製作的音樂製作團隊Arte Refact成員桑原聖及菊池司3人一同進行採訪,同時也請他們說說營運之所以要舉辦全原創曲演唱會所構思的意義,以及從音樂製作團隊方面所觀察到VTuber作為歌手所散發出的魅力。

「hololive IDOL PROJECT 1st Live.『Bloom,』」は、ホロライブのライブとしては初めてオリジナル曲のみで構成されるライブイベントだ。音楽ナタリーではイベントの開催に向けて、ホロライブの運営としてSNSなどで情報発信をしている友人Aと、ホロライブのオリジナル曲制作のプロデュースを手がける音楽制作チーム・Arte Refactの桑原聖と菊池司の3人を迎えてインタビューを実施。運営側が考えるオリジナル曲のみのライブイベント開催の意義、音源制作チームから見たVTuberたちのボーカリストとしての魅力について語ってもらった。

 取材・文 / 倉嶌孝彦 撮影 / 須田卓馬

感受"The.hololive"式的體驗

“ザ・ホロライブ”な体験を

──在進入正題之前,首先要先來問問關於去年12月舉行的演唱會活動「hololive 2nd fes. Beyond the Stage Supported By Bushiroad」。首次以連續2天舉辦的形式進行的2nd fes,對於hololive來說想必是個相當巨大的嘗試吧。(參考:ときのそら、AZKiらホロライブメンバーがAR演出で“限界をこえた”全体ライブ初日)。

──本題に入る前に、まずは昨年12月に開催されたライブイベント「hololive 2nd fes. Beyond the Stage Supported By Bushiroad」のお話から伺います。初めての2DAYS開催となった2ndフェスは、ホロライブにとってかなり大きな試みだったと思います(参照:ときのそら、AZKiらホロライブメンバーがAR演出で“限界をこえた”全体ライブ初日)。

──接著也公布了下一場演唱會「hololive IDOL PROJECT 1st Live.『Bloom,』」。而這次公演最大的特色就是將全部由原創曲所建構而成的對吧。

──そして次回のライブとして「hololive IDOL PROJECT 1st Live.『Bloom,』」の開催が発表されました。この公演の大きな特徴は、全曲オリジナル曲のみで構成されるというところですよね。

友人A:我從還僅只有(ときの)そら1個人的時候就開始在幕後工作,而hololive日益茁壯到現在能在兩天的時間當中展現出兩種不同風貌的演唱會,這點真的讓我感慨萬千。

只不過當關注度上升的同時,相對地也被寄予更多的期待,而我們對於是否能回應那些期待也感到相當地不安。在諸多演出者當中要選誰和誰組合演出、要如何展現才能讓觀眾感到開心、大家能夠充分享受無觀眾演唱會嗎等等諸如此類的問題。以結果來看,我們收到了大家許多的回響,對於能夠平安結束一場大型演唱會也算是鬆了一口氣了。

而為了讓觀眾能夠感受到"The.hololive"式的體驗,我就一直在思索著是不是該來試著舉行一場只有原創曲的演唱會看看。但是到目前為止的歌曲數量還不太夠、況且以之前的hololive來說也缺乏舉辦全原創曲演唱會的能力......。

友人A 私は(ときの)そらが1人しかいなかった頃から裏方のお仕事をさせていただいているので、ホロライブが大きくなって、今は2日間で違うライブを見せられるようになったところがすごく感慨深いです。ただ注目度が上がった反面、多くの期待が寄せられるので、それにちゃんと応えられるかは不安でもありました。たくさんの出演タレントさんがいる中で誰と誰を組み合わせるか、どのように見せたら視聴者さんが喜ぶか、無観客で楽しんでもらえるか、とか。結果的にはすごく多くの反響をいただいたので、今は大きなライブを無事終えられてホッとしています。

友人A 視聴者さんに“ザ・ホロライブ”な体験をしてもらうために、オリジナル曲だけのライブを開催してみたい、と個人的にもずっと思っていたんです。ただこれまでは曲数が足りなかったし、ちょっと前のホロライブだとオリジナル曲だけのライブを作り上げる力もなくて……。

──所以說是托近年VTuber業界急速成長的福才得以成真的嗎?

──それが近年のVTuber業界の急成長によって可能になった、と。

友人A:這幾年下來成員也在增加,大家也每天都努力進行直播活動,多虧大家讓整個hololive能夠辦到的事情範圍愈來愈寬闊。而我之所以這麼說的原因,是想要向那些支持我們到現在的粉絲們表達感謝之意。況且,如果真的要規劃的話,就想要讓大家都能有個能充分享受"The.hololive"的一天,於是乎總製作人和其他工作人員大家從去年就開始一起進行了許許多多的準備。

友人A ここ数年でメンバーも増えてきて、みんなが配信活動を毎日のようにがんばってくれたおかげで、ホロライブでできることの幅がどんどん広がってきました。そういった意味でこれまで応援してくださったファンの方に対する感謝を伝えたいと思ったんです。そして、やるからには“ザ・ホロライブ”な1日を皆さんに堪能していただきたいと思って、「Bloom,」開催に向けて、総合プロデューサーやスタッフの皆さんと一緒に去年はいろいろ準備を進めていました。

──而在那段準備期間可說是擔任非常重要的角色,也就是為原創曲親自操刀製作的音樂製作團隊Arte Refact,其代表桑原先生和音樂工程師菊池先生也出席了這次的採訪。據說兩位以前就有接觸過VTuber的演唱會。

──その準備の中で重要な役割を持つ方ということで、今回の取材ではオリジナル曲制作のプロデュースを手がけているArte Refactという音楽制作チームの代表・桑原さんとエンジニアの菊池さんに出席いただきました。お二人は兼ねてからVTuberのライブに触れていたと伺っています。

桑原:其實我有去看去年1月舉辦的「hololive 1st fes.『ノンストップ・ストーリー』」演唱會。VTuber業界的發展真的非常地快速,1st live的時候覺得「首先這些稱為VTuber的藝人們能夠一起創造出演唱會的舞台這件事其實非常地厲害」。再來令我非常感激的事情就是接到了「因為想製作原創曲而請你協助樂曲製作」的委託,我被那份崇高的志氣所打動了。

只不過,本來想在更早一點的階段來商談這件事情的......(笑)

桑原聖 実は僕、去年の1月に開催された「hololive 1st fes.『ノンストップ・ストーリー』」を観ていたんです。VTuber業界は発展のスピードがものすごく速いと感じていて、1stライブのときは「まずはVTuberというタレントさんがライブステージを作り上げたことが素晴らしいな」と感じていました。それからありがたいことに「オリジナル曲だけのライブを作りたいから楽曲制作をお願いします」というオファーをいただいて、その志の高さに感動したんですよ。

桑原 ただ、本来ならもうちょっと早い段階でお話をいただきたく……(笑)。

菊池:1st fes我是透過網路直播觀看的。當時的感受是「如果有這麼多具有人氣的藝人的話,倒是想多看一些更為原創的內容呢」。因此這次聽到她們想要製作原創曲的時候,我也表達了「如果有能幫上忙的地方的話請一定要找我」的意思。

菊池司 1stフェスは僕も配信で拝見していて、「これだけ人気を集めるタレントさんたちがいるのなら、もっとオリジナルのコンテンツで見てみたいな」と感じていました。なので、今回オリジナル曲の制作をしていきたいと聞いたときは、「ご協力できることがあるなら是非!」と。

友人A:那個時候真的很不好意思。製作人也有他的方針,為了迎接「Bloom,」而要連續9個禮拜發表原創曲,所以就在非常緊湊的時程內請他們完成了曲子(參考:ホロライブ9週連続リリース第1弾は5期生が歌う「BLUE CLAPPER」)。

友人A その節はすみません。プロデューサーの方針もあって、「Bloom,」に向けて9週連続でオリジナル曲をリリースすることになり、かなり短いスパンで曲を仕上げていただきました(参照:ホロライブ9週連続リリース第1弾は5期生が歌う「BLUE CLAPPER」)。

桑原:不會不會(笑)。對我個人而言,因為肺炎疫情的關係VTuber在網路上已經成為支撐整個娛樂進行的存在了。減少外出政策也還在施行,在這個無法於室內展演空間進行演唱會的時期,以VTuber為首,許多人努力透過動畫提供娛樂給大家,才造就現在的盛況,因此心中也有想為此盡一份心力的想法。雖然行程上沒有什麼多餘的時間,但想著「既然已經接觸了這一塊文化,這就是一份不得不做的工作了」,於是就接下了原創曲製作的委託。

桑原 いえいえ(笑)。僕は個人的に、コロナ禍においてVTuberさんがインターネット上のエンタテインメントを支えてくれた存在だと感じていて。外出自粛があって、ライブハウスでライブが開催されなくなったとき、VTuberさんをはじめとした動画を用いてエンタメを提供する人たちががんばってくれたから今があると思っているので、何か力になりたいなとは感じていたんです。スケジュールに余裕はなかったけど、「このカルチャーに触れている以上、これはやるべき仕事だな」と思って、オリジナル曲の制作を引き受けることにしました。

菊池:如同桑原先生所言,VTuber業界的發展速度實在是相當驚人,在別的業界或許要花費10年左右進行的企劃,感覺在這裡才2、3年就已經在著手進行了呢。

菊池 桑原の言う通りVTuber業界の発展スピードはすさまじくて、ほかのコンテンツが10年ぐらいかけて進めるプロジェクトを2、3年でやっているイメージなんですよ。

友人A:從營運的角度來看這個速度也是非常驚人的。舉例來說,在2019年的時候完全無法想像會出現頻道訂閱數超過100萬人的藝人。而且那個時候,光是要構思出每天的內容就已經精疲力竭了呢。拚了命準備明天或後天要用的動畫,完全沒有餘力去安排幾個月後將要舉行的活動。

友人A 運営側からしてもスピード感がすさまじいと感じています。例えば2019年の時点では、チャンネル登録者数が100万人を超えるタレントさんが現れるなんて想像もできなかったんです。それに当時はその日暮らしというか、毎日のコンテンツを出すので精いっぱいだったんですよね。明日の動画、明後日の動画を用意することに必死で、数カ月先のイベントに力を入れる余裕もあまりなくて。

──成為轉機的是去年1月舉行的1st fes嗎?

──転機となったのは去年の1月に行われた1stフェスですか?

友人A:我認為是的。1st fes結束之後頻道訂閱數和影片撥放數的成長率都相當地驚人。親眼目睹如此光景,我認為製作人可能也想把原先還認為來日方長的想法盡快地弄出個雛形。自此「Bloom,」和原創曲的規劃就以一個超高速度開始進展。

友人A そうだと思います。1stフェスを終えてからの登録者数や再生数の成長率がすさまじくて。それを目の当たりにして、プロデューサーもまだまだ先だろうと思っていたことが、もっと早く形にできるかもしれないと感じたようで。そこから「Bloom,」やオリジナル曲の制作を急ピッチで進めていくことになりました。                             

hololive是"王道"的偶像世界觀

ホロライブのアイドル観は“王道”

──要說的話這次演唱會所使用的標題「hololive IDOL PROJECT」是什麼樣的組成呢?

──そもそも今回のライブタイトルに使われている「hololive IDOL PROJECT」というのは、どういう枠組みなんでしょうか?

友人A:hololive裡有許多藝人,而其中以「現在想要積極地進行偶像活動!」的藝人所組成的組合即是「hololive IDOL PROJECT」。把它當作是在hololive這個大框架下面的其中一個組合,這樣會是最容易理解的。

友人A ホロライブにはいろんなタレントがいるんですが、中でも「今アイドル活動を積極的にしたい!」というタレントさんを集めた枠組みが「hololive IDOL PROJECT」です。ホロライブという大きな枠組みの中の1つのユニットのような存在、と捉えていただくのが一番わかりやすいと思います。

 

──作為「hololive IDOL PROJECT」的「Floral Circlet」企劃第1彈首次發行的單曲是去年10月的「今宵はHalloween Night!」。請問Arte Refact團隊有參與這首歌曲的製作嗎?

──「hololive IDOL PROJECT」の「Floral Circlet」第1弾という形で初めて発売されたのが、昨年10月の「今宵はHalloween Night!」です。この曲からArte Refactさんが制作に携わったんですか?

桑原: 有的。大該是2020年的春天左右吧?從hololive團隊這邊收到「要展開一個偶像企劃所以要有一首偶像風格的歌曲」的委託。只不過現今所謂的偶像已經區分地愈來愈精細,什麼類型的音樂都能製作出來呢。有些偶像在唱死亡金屬風格的音樂、也有些在唱龐克搖滾樂。只要告訴我們什麼樣的樂曲類型我們都都能配合製作,但是在和hololive團隊不斷反覆商談的過程中,我們決定要以不脫離傳統王道偶像路線的曲子為中心思想進行製作會比較好。

桑原 はい。2020年の春頃かな? ホロライブさんから「アイドルプロジェクトを展開するうえでアイドルらしい曲を」というオーダーをいただいたんです。ただ今どきのアイドルって細分化していけばいくほど、どんな音楽でも作れてしまうんですよね。デスメタルをやるアイドルもいれば、パンクロックをやるアイドルもいる。ジャンルで言えばなんでもやっていいことになってしまうんですが、ホロライブさんとの打ち合わせを重ねていく中で、王道のアイドル路線から逸脱しない曲、という1つの軸があったほうがいいなと思って。

友人A:我個人是非常喜歡音樂和偶像這類的內容,所以從商談的初期就已經一起參與討論了。而在討論中提出的關鍵字就是某個遊戲也在使用的「Cute」「Cool」「Passion」(笑)。(譯註:指 THE IDOLM@STER)

雖然只是做為參考而提出的用詞而已,但同時也在想是不是真的傳遞了我們用不同的角度切入,來介紹眾多藝人們的魅力的這個意圖。

友人A 個人的に音楽やアイドルコンテンツが大好きだったので、私も打ち合わせにかなり初期から参加させていただいたんです。そこでキーワードとして出てきたのは某ゲームにも使われている「キュート」「クール」「パッション」というもので(笑)。参考までに出てきた言葉ではあるんですが、たくさんいるタレントさんたちの魅力をいろんな切り口で紹介したいというこちらの意図は伝わったかなと思います。

友人A:「hololive IDOL PROJECT」並不是一個成員固定的團體組合。例如「百花繚乱花吹雪」這首歌曲雖然是以白上フブキ、百鬼あやめ、大神ミオ三人所演唱的音源進行發售,但並不代表是只有這三個人才能唱的曲子唷。這點是製作人在製作階段就已經決定的事情,若是唱歌的人固定下來的話,這首曲子產生變化的幅度就會縮小了。所以會盡可能地以王道、但任何人來唱都會很華麗的觀點來進行歌曲製作,而在那個時間點也由hololive這邊提案可能符合歌曲意象的成員參與錄製,同時也會參考Arte Refact團隊的意見,大概是以這樣的流程來錄製歌曲的。

友人A 「hololive IDOL PROJECT」は固定のユニットではないんです。例えば「百花繚乱花吹雪」という曲は白上フブキさん、百鬼あやめさん、大神ミオさんの3人が歌った音源が配信されていますが、この3人だけが歌う曲というわけではないんですよね。これはプロデューサーが制作の段階で決めていて、歌うタレントさんを固定してしまうとどうしても曲の振れ幅や可能性が狭くなってしまう。なるべく王道で、誰が歌っても華になる曲、という観点で曲を作っていただき、その時点で楽曲のコンセプトに合うだろうという方をホロライブ側からも提案させてもらって、Arte Refactさんからもご意見をいただきながらレコーディングメンバーを決める、という流れでした。

桑原:舉例來說就用類似「Cute」「Cool」「Passion」之類的屬性把更多原本並列在一起的偶像細分,然後用樹狀圖來表示,這次我們準備的是不會太過脫離王道偶像風格的歌曲,就請你們把這些曲子理解為(樹狀圖)大型分枝的分枝點。同時也會顧及「任何人都可以唱的曲子」這個主軸。

桑原 例えば「キュート」「クール」「パッション」みたいな属性をもっとたくさん並べてアイドルの細分化を系統樹で表すとして、今回僕らが用意する曲は王道のアイドルソングから逸脱しすぎない、大きく枝分かれした分岐点に位置するものだと認識していて。それと同時に、「誰が歌ってもいい曲」というのもテーマにありました。

菊池:所以藝人的名字都統一使用「hololive IDOL PROJECT」。我們在樂曲製作上也會特別注意不要讓歌曲太過偏重在特定幾位藝人身上,而是表現出任一成員都可以拿來唱的樣子。

菊池 だからアーティスト名はすべて「hololive IDOL PROJECT」で統一しているんです。なので特定のタレントさんに当てすぎないように、誰が歌ってもいいような見せ方ができる楽曲作りを意識していました。

作為歌手的VTuber

ボーカリストとしてのVTuber

友人A:首先Arte Refact的成員們會先聽我們藝人每個人的音質,請她們每個人都唱同一首歌的同一段歌詞,然後以專業人士的角度來看她們能唱哪些歌曲、以及適合哪些曲風。

友人A  Arte Refactの皆さんには、まずタレントのみんなの声質を聴いてもらったんです。同じ歌、同じフレーズをみんなに歌ってもらって、プロの目線でどんな曲が歌えるか、どんな曲が合うかを見てもらいました。

桑原:在聆聽全員的歌聲前和後,我的印象改變了許多呢。

桑原 全員の歌声を聴かせてもらう前と後ではかなりイメージが変わりましたね。

菊池:一聽到歌聲後也會產生「其實這種唱歌方式感覺也可行呢」諸如此類的建議。再怎麼想要根據各個藝人本身的樣子和性格去跟歌曲帶給人的印象作牽引,終究還是會產生一些偏見,況且也有些成員光是只交出歌聲(音檔)就跟本人帶來的印象大相逕庭了。

菊池 歌声を聴くことで、「実はこういう歌い方もできそうだな」みたいな提案もできて。どうしてもそれぞれのタレントさんの姿だったり、性格だったりに引っ張られて曲に合うイメージにもバイアスがかかっちゃうんですが、歌声だけを提出してもらうとけっこう印象が違ったりする方もいらっしゃって。

友人A:在取得製作人的同意下其實也讓他們聽了我唱的歌呢(笑)。

友人A プロデューサーに許可をもらって、実は私の歌も聴いてもらったんですよ(笑)。

桑原:小A還很積極地給出2種版本呢(笑)。

桑原 えーちゃんさんは意欲的で、2パターンも出してくれました(笑)。

友人A:如此難能可貴的機會也請麻煩評價一下我!這樣。所以萬一我個人的原創曲也完成的話再麻煩你們多多指教了(笑)。

友人A 貴重な機会だから私も評価してください!って。なので、万が一私のオリジナル曲ができるとしたらよろしくお願いします(笑)。

 

──歷經音質的檢查後,是不是能具體地舉出有發現哪位藝人新的魅力呢?

──声質のチェックを経て、新しい魅力を発見したタレントさんを具体的に挙げるとすればどなたですか?

友人A:例如夏色まつり,平常講話方式之類的都相當開朗,想說應該會很適合充滿元氣的曲子,所以也請他在符合印象的歌曲「でいり~だいあり~!」中獻唱,但另一方面她也會用帥氣的聲線唱歌所以也請她唱了「至上主義アドトラック」這首歌。然後不知火フレア很常被說擁有"帥哥嗓音",但是在針對藝人們作的演唱會問卷調查時發現她有意願「想要唱些可愛的曲子」,所以就安排她唱「Candy-Go-Round」這首歌,也是有這種情況發生的。要更細部去講的話可能會把全部的成員都講過一遍,但我發現若是唱腔裡面有些特別的癖好的話,對於業界專業人士而言可以說是充滿個性的表現,只要安排好器材跟環境就能把歌聲的潛力給激發出來,對我來說真的非常具有參考價值。

友人A 例えば夏色まつりさんは、普段の話し方とかも明るいし、元気いっぱいな曲が合う方なので、イメージ通りの「でいり~だいあり~!」という曲を歌ってもらった一方で、クールな歌い方もできるので「至上主義アドトラック」という曲も歌ってもらっています。それと不知火フレアさんは“イケボ”と言われることが多いんですけど、ライブに向けたタレントさん向けのアンケートの中で「かわいい曲をやりたいです」と希望を出してくれたので、「Candy-Go-Round」という曲にアサインさせてもらったり、ということがありました。細かく言うと全員分話せそうなのですが、歌い方のクセが音楽業界のプロの方から見ると個性的だったり、機材環境を整えたらさらに歌のポテンシャルを引き出せそうだということがわかって、とても参考になりました。

 

──對於VTuber這種用與眾不同的聲音工作的人的歌聲,在你們看來有什麼樣的傾向呢?

──VTuberという一風変わった声のお仕事をされている方々の歌声に、何か傾向めいたものはありましたか?

菊池:不確定是否能用VTuber這個詞總括起來一起進行判斷,但是透過這次機會聆聽大家的歌聲,大多的印象是有許多人的唱法具有不錯的癖好,或著說充滿著個性。就算是以聲優開始而聲音具有特徵的歌手,在唱法上意外地會有沒有任何癖好的情況。而反倒是這次獻唱的成員們,有很多人都各自擁有著獨到的歌唱方式。我想這可能是因為大家都有接觸過"歌ってみた(試著唱看看)"的這種翻唱文化吧。

菊池 VTuberというくくりで判断していいものかどうかはわかりませんが、今回皆さんの歌声を聴かせてもらって、いい意味でクセが強いというか、個性的な方が多い印象を受けました。声優さんをはじめ声に特徴のあるボーカリストでも、歌い方という点では意外にクセがなかったりするんです。一方で今回歌っていただいた方々は、それぞれが自分の歌い方を持っている方が多い印象がありました。これは皆さんが“歌ってみた”のようなカバー文化に触れているからかもしれないですね。

桑原:"歌ってみた(試著唱看看)"這個文化當中很多原曲都是VOCALOID,所以是個主唱要把個性唱出來才有價值的世界呢。而且她們還會把用各自特色所詮釋的"歌ってみた"上傳到許多的動畫共享網站上。我想她們大家應該也會在上面尋找自己喜歡的歌手,然後自然而然地將她的風格吸收成自己的東西吧。藝人們各自使用自己的聲音將自己的存在感發揮出來,會帶來一種有在好好地追尋自己的強力印象,而使她們作為演藝人員站在舞台上的時候能令人印象深刻。

桑原 “歌ってみた”という文化は原曲がボーカロイドなので、ボーカリストが個性を出してナンボの世界なんですよね。しかもそれぞれ個性を発揮した“歌ってみた”がたくさん動画共有サイトにアップロードされていて。おそらく皆さん、自分が好きなボーカリストを見付けては、そのスタイルを自然と自分のものとして吸収していったんじゃないかと思うんです。それぞれのタレントさんが声を使ってちゃんと自分の存在感を発揮しているというか、自分らしさをちゃんと追求しているイメージが強くて、1人ひとりがアーティストとして立っている印象が強いですね。

 

──一想到VOCALOID文化和"歌ってみた(試著唱看看)"文化能這麼有素質還真是蠻有趣的呢。感覺跟剛才您們所提到「VTuber業界急遽成長的速度是相當驚人的」這一番話有異曲同工之妙。

──ボカロの文化、“歌ってみた”の文化が下地にあると考えると面白いですね。先ほど皆さんが話していた「VTuber業界の急成長のスピードがすさまじい」という話にも通じる気がします。

友人A:VTuber其實是個才剛剛誕生不久的文化產物,可能很大一部份的原因是在沒有一套基準可以依循吧。我想就是因為沒有所謂業界標準之類的東西存在,反而大家才能把自己的個性互相濃縮交織在一起。

友人A VTuberという文化がまだ生まれて間もないものなので、基準がないのも大きいかもしれないですね。業界標準みたいなものがまだ存在していないからこそ、逆にみんなが自分の個性を煮詰めているところもきっとあると思います。

菊池:也可以想成即便隸屬在團體當中,但基本上還是有建立起一些自我的風格呢。她們各自建立起自己的頻道,分享著自己喜歡的音樂、玩著自己喜歡的遊戲並透過直播來傳達自己。在那個世界當中果然還是要有自己的個性才能行遍天下,我想大家對於如何看待自己本身一定有相當程度的認知吧。在我收到歌曲素材的當下,我就感受到她們作為VTuber所擁有的職業意識。

菊池 グループに所属はしていても基本的にスタンドプレーで成り立っているから、とも考えられますね。それぞれがチャンネルを構えて、自分の好きな音楽だったり、自分の好きなゲームだったりを配信で伝えていく。そこにはやっぱり個性がないと戦えないので、皆さんきっと自分自身をどう見せるかをすごく意識されているんじゃないかと思って。歌の素材をもらったときに、そういうVTuberのプロ意識を感じました。

 

每一首歌曲都會蒐集50~80首試聽帶

1曲につき50~80曲のデモ

──樂曲製作進行的負責團隊好像是APDREAM和Arte Refact,但作詞作曲卻是掛上各種創作者的名字。實際上到底是怎麼進行樂曲製作的流程呢?

──楽曲制作のプロデュースはAPDREAMとArte Refactさんが担当したようですが、作詞作曲のクレジットにはいろんなクリエイターさんの名前があります。実際の楽曲制作はどのように進めたんですか?

菊池:由於是用全曲徵選的方式進行的,所以沒有一首歌曲是經過討論後共同決定如何製作的。全部都是經由作品募集之後由我們和包含友人A在內的營運團隊全部聽過一輪之後,採用徵選的方式選擇的。
菊池
 全曲コンペなので、決め打ちで作った曲は1つもありません。すべて募集をかけて、僕らと友人Aさんを含めた運営さんたちで全部聴き込んでコンペ形式で選ばせていただきました。

桑原:hololive旗下的藝人們每一位都非常地有魅力、每一位都充滿了個性,因此經過思考之後才決定從簡,使用徵選的方式來尋找符合hololive意象的曲子。雖然有也跟著名作曲家委託製作的這一個方式可以走,但比起集中精力製作一首歌曲,我們最後還是和hololive營運團隊一起仔細地挑選比較適切的歌曲。因此我們就針對各種主題向許多作家相邀製作試聽音檔,挑選符合「hololive IDOL PROJECT」的曲子出來並進行編曲,從而作出這次推出的原創曲。每製作一首歌曲就會蒐集大約50~80首左右的試聽帶。

桑原 ホロライブのタレントさんは1人ひとりが非常に魅力的で、個性がある方ばかりなので、楽曲制作に関してはシンプルにコンペ形式でホロライブに合う曲を探す方法にしようかなと考えたんです。有名な作家さんに楽曲制作をお願いするという手もあるんですが、1曲に集中して作るより、僕らやホロライブの運営さんがしっくりくる曲をちゃんと選びたかった。なのでそれぞれのテーマごとにいろんな作家さんにデモ音源を書いてもらって、「hololive IDOL PROJECT」に合う曲を見つけ出してアレンジする方法で今回は曲を作りました。だいたい1曲作るのに50~80曲くらいデモを集めています。

 

友人A:雖然很辛苦,但真的很開心的(笑)

友人A 大変だったけど、すごく楽しかったなあ(笑)。

桑原:以結果來看,這次採用的曲子有很多都是年輕的創作家所製作的曲子呢。對於VTuber這類的內容懷抱熱情的年輕創作家所製作出來的曲子,果然有很多地方還是比較吸引人的說

桑原 結果として今回採用させていただいた曲は若いクリエイターの曲が多いですよね。VTuberというコンテンツに対して熱意を持った若いクリエイターさんの曲は、やっぱり引っかかるものが多かったというか。

友人A:「我認為就是要這種風格才適合hololive」之類的提案者也大有人在呢。真的非常感激。

友人A 「ホロライブにはこういうものが合うと思う」みたいに提案していただいた方もいましたよね。本当にありがたかったです。

菊池:在聆聽試聽帶的這個階段時,完全還沒決定要由誰來唱,硬要說的話就只有這首歌曲到底要幾個人來唱呢等等諸如此類大略的想法,印象中就只是簡單地先找好聽的曲子出來。

菊池 デモを聴く段階では誰が歌うとかは全然決めず、強いて言えば何人ぐらいが歌う曲にしようか、みたいな大雑把な感じで、シンプルにいい曲を探っていった記憶があります。

桑原:依據偶像業界之類的標準來說,歌唱人數基本上都是3人、5人、7人、9人這種奇數的情況比較多。人數是奇數的話,在演唱會的時候會比較容易組成隊形呢。因為總是會產生一個人在中心的情況,也比較易於表現「現在這個人是center」的感覺。所以呢,在聆聽試聽帶的時候就一邊在假設「這首要大約5個人來唱比較好」或是「這首要9個人來唱才不會產生違和感」之類的。

桑原 アイドル業界的なスタンダードに則って、歌唱人数は基本的に3人、5人、7人、9人の奇数にするようにイメージしていました。奇数だと、ライブのときにフォーメーションが組みやすいんですよね。常に中心が生まれるので「今はこの人がセンター」というのが表現しやすくなる。なので、デモ音源を聴きながら「この曲は5人ぐらいで歌うのがよさそう」とか「これは9人で歌っても違和感ないね」みたいな想定をしていました。

──作為"全體曲"所製作而成的「Dreaming Days」是所有線上發布的音檔中唱歌人數最多的一首歌曲。因為有很多性格豐富的歌手一起唱,感覺上在歌唱人數增多的情況下做混音之類的調整會是件苦差事。

──“全体曲”として作られた「Dreaming Days」は、配信される音源の中で最も歌唱人数が多い曲です。個性豊かなボーカリストたちであるがゆえに、歌唱人数が増えることでミックスなどの調整は苦労しそうなイメージがあります。

桑原:要把9人分的音檔混在一起真的費盡一番工夫了(笑)。就如同剛才菊池所說的一樣,大家的個性都很壁壘分明,為了要取得歌曲的一致性而完成一首歌曲真的是相當辛苦......。

桑原 9人分のボーカルを重ねるのは苦戦しました(笑)。先ほど菊池が話していたように、皆さん個性が強いので、整合性を取るという意味で1つの曲に仕上げるのがけっこう大変で……。

菊池:不過在指導階段也還是鼓起勇氣不去扼殺大家表現出的不同風格。我們也得留意不要削減了藝人們個性而去將他們拼湊在一起。

菊池 ただディレクションの段階であえてクセを殺さないようにはしています。タレントさんの個性を削ってそろえるものではないという気もして。

友人A:的確。這樣的方式才像是以強調個性為主而進行活動的VTuber。

友人A 確かに、そのほうが個性を強みに活動しているVTuberらしいと思います。

菊池:因為是將她們的個性完整保留下來再進行混音的,所以即便是9個人再唱也會發現「啊這邊是那個女孩唱的」。
菊池
 それぞれの個性を残すミックスをしているので、9人で歌っていても「あっここはあの子だな」とわかるようにしています。

桑原:聽藝人們說,有許多人都是「第一次到錄音室來錄歌」。所以我除了想讓她們自己能夠享受在這個偶像企劃的氛圍當中,也想讓她們產生「還想要多錄一些!」的想法,所以比起給予非常認真嚴苛的指示,反而是留心於給出能夠放大她們各自優點的建言。而也因為這樣就花比較多的心力在如何將9人的歌聲和睦地組合在一起。

桑原 タレントさんによっては「レコーディングブースで歌を録るのが初めて」という方も多かったんです。僕はタレントさん自身にもこのアイドルプロジェクトを楽しんでもらいたいという思いがあったし、「もっとレコーディングしたい!」と思ってもらいたかったから、こちらから指示を出してガチガチにディレクションするというより、皆さんのいいところを伸ばすようなアドバイスをするように心がけていました。その分、9人の声をどう合わせるかに気を遣いましたが。

友人A:也有些藝人表示在家裡錄音室在平常也不過的事情。而能聽到那些女孩們說出「給專業的人錄音真的完全不一樣呢!」之類的話,就連我自己也感覺到很驕傲呢(笑)。能讓她們感受到「錄音很開心!」,感覺對於今後的活動來說也會是相當重要的一件事情呢。還有就是,這次演唱的歌曲數目也在事前用問卷的方式詢問各出演者「可以唱幾首歌?」,就是個為了要更貼近她們自己本身的活動而進行的動作。

友人A タレントさんによっては家でレコーディングをするのが当たり前な子もいて。そんな子たちが「プロに録ってもらうと全然違う!」みたいに言っているのを見て、なんだか私まで誇らしい気持ちになりました(笑)。「レコーディングは楽しい!」と思ってもらうのが、これからの活動に向けてすごく大事なことになる気がするんですよね。あと、今回歌う曲数も出演するタレントさんに「何曲くらい歌えそう?」と事前にアンケートを取っていて、タレント自身の活動に寄り添うように進行しています。

「Bloom,」是個承先啟後的演唱會

「Bloom,」は次に続いていくライブ

──夢寐以求的全原創曲演唱會「Bloom,」會是怎麼樣的一場演唱會呢?

──念願のオリジナル曲のみで行われるライブ「Bloom,」は、どんなライブになりそうですか?

友人A:我想,以好的方面來說會是一場內容與之前完全不同的演唱會。這次的採訪雖然是比較強調在我們製作方的故事,但是實際上「Bloom,」是個首次讓出演者們一同參與製作的演唱會。具體而言,我們有向出演者們聽取關於「想要把這場演唱會塑造出什麼樣的意象」的想法,也詢問了她們想要唱些什麼樣的歌曲、製作什麼樣的物販商品,而對此我們營運方也互相交流彼此的想法,盡可能地用心將她們自己所希望的東西具象化。其實演唱會標題「Bloom,」的這個「,」是由我們其中一個藝人所提案的喔。

友人A いい意味でこれまで作ってきたライブとは違う内容になると思うんです。今回の取材は私たち制作側にスポットを当てていただいているんですが、実は「Bloom,」では、初めてタレントさんたちにもライブの制作に携わってもらっています。具体的には「どんなコンセプトのライブにしたいですか?」というヒアリングをして、どんな曲を歌いたいか、どんなグッズを作りたいかを聞いて、それに対する運営側の考えも交えつつ、タレントさん自身の希望もなるべく形にできるように心がけています。実は「Bloom,」というタイトルの「,」の部分は、タレントさんの発案なんです。

桑原:請問是蘊含了什麼樣的意義呢?

桑原 どういう意味が込められているんですか?

友人A:「Bloom,」的這個單字意思是「花開綻放」,後面不用句號而是用「,」的原因是要表達「未來也會持續下去」的意思喔。花朵綻開之後,就會結成果實並孕育出種子,並會永遠地連繫下去,這個過程也就是這次「Bloom,」的意義。而提出這個想法的是我們的(湊)あくあ喔。

友人A 「Bloom,」という言葉は「花が咲く」という意味なんですが、ピリオドではなくて「,」にすることで、「これから先も続く」という意味を表しているんです。花が咲いて、そのあと実ができて種になって、次につながっていく、という過程の中での今回の「Bloom,」なんです。このアイデアを出したのは、(湊)あくあさんなんですよ。

桑原:能和藝人們一起構思演唱會標題是多麼棒的一件事情啊。

桑原 タレントさんが一緒にタイトルの考案までしているなんて素敵ですね。

友人A:這次的演唱會對於hololive而言,也應該會有正如「,」所表現之連繫"下次"的重大發表......。是個和發表「hololive IDOL PROJECT」一樣具有衝擊力的消息,所以希望大家之後也多多關注hololive全體的發展唷。

友人A 今回のライブはホロライブにとって「,」で表現した“その次”につながる重大発表もあるはずなので……。「hololive IDOL PROJECT」の立ち上げ発表と同じくらいインパクトのある発表事なので、今後のホロライブ全体の展開にも注目してほしいですね。